2月27日午前4時頃、神戸市の商業ビルで、エレベーターの底部分に30代男性が倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認されました。
エレベーターは1977年に設置されたとのことですが、一体なぜこのような事故が発生したのでしょうか?

本記事ではエレベーターのメーカー会社や保守管理会社について調査しました。
【神戸】エレベーター転落事故概要


- 2月27日午前4時頃、神戸市中央区にある商業ビルでエレベーターの地下に人が倒れているのを発見
- エレベーターが上り下りする空間の底の部分に男性があおむけの状態で倒れていたが搬送先の病院で死亡確認
- 亡くなったのは兵庫県芦屋市に住む医師の田中翔さん(31)
- 男性が見つかるおよそ1時間前、エレベーターの扉が開いているのに人が乗る「かご」がないことにテナントの従業員が気づき、保守管理会社に連絡していた
【神戸】エレベーターの事故現場はどこ?


事故があった現場は阪急・神戸三宮駅近くの繁華街にある商業ビルで2階〜8階はカラオケ店とのこと。
事故があったばかりのため、現在臨時休業をしているようです。


【神戸】エレベーター事故はどこの会社?
メーカー会社はどこ?


エレベーターのメーカー会社について調査しましたが、現時点では情報はありませんでした。



設置から50年近く経っているのですね。
そもそもエレベーターの耐用年数ってどれくらいなんだろう?
調べてみたところ、以下のような情報がありました。
エレベーターメーカーが明記する耐用年数、いわゆるメーカー公表年数は多くが「20年~25年」とされています。
引用:アイニチ株式会社
20年〜25年となると耐用年数を遥かに超えた期間、このエレベーターは使用されていたことになりますね。
保守管理会社は「三菱電機ビルソリューションズ」


しかし、このエレベーターは1977年に設置されたものの、年に1回の法定点検を行なっていたそうです。
直近では、
- 2024年6月に法定点検
- 3ヶ月に1回の定期点検も2024年12月に行なっていた
とのことで、いずれも以上は確認されなかったとのこと。
事故原因については現時点では判明していないとのことです。
しかし専門家によると、システムトラブルの可能性があるのではないか?とのことです。
可能性としては、いったんその階に止まったかごが何らかのシステムトラブルで上の階に引き上げられ、そのタイミングで乗り場の扉が開いてしまったか、誰かが扉を無理やりこじあけたかのどちらかしか考えにくい。
引用:NHK



このような事故に巻き込まれないためにも、エレベーターに乗る時は、しっかり足元を見なければなりませんね。
亡くなられた田中翔さんのご冥福をお祈りいたします。
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